男は自転車で様々な家具を運んでいた

マルダの町を歩いていると、自転車を押している男が行き交った。自転車には多くの荷物が積んであって、移動するためというより荷を乗せる荷車として自転車を利用しているようだ。自転車の前部には何枚ものカーペットらしきものがあり、後部には椅子が載っていた。荷物が多すぎて自転車を押すしかないのかもしれない。それにしても男は納品する途中だったのだろうか、それとも引っ越しの最中だったのだろうか。

機械を使わずに大きなものを運ぶ方法は、文化によって幾つかに分類される。よく見けけるのが頭上に載せて運ぶパターンだ。海外に行くと、このパターンで器用にものを運んでいる人が結構いる。珍しいパターンでは額に引っ掛けた紐を使うパターンがある。これはマルダの町から400kmほど北西にあるカトマンズ盆地ではよく見かけるものだけれど、この辺りでは決して目にすることはない。

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