ベンチに腰掛けた女性はまるで目薬を差すかのように上を見ていた
新宿御苑は広い。隅々まで歩いていると、結構な時間が過ぎていくし、途中でちょっと休憩を取りたくなる。そのような意見を反映して、御苑にはあちらこちらにベンチが設けられている。
この置かれているベンチの数は絶妙で、多すぎず、少なすぎず、ちょうどいい数が設置されているような気がする。ちょっと座ろうと思っても、いい感じで埋まっていて座れないことが多い。まるで、椅子取りゲームに参加しているような気がするのだ。
通りかかった木の下にあったベンチにも先客がいた。女性がふんぞり返って上を向いていた。まるで目薬を差しているような姿勢だった。何を見ていたのだろう、そう思いながら僕は他のベンチの方へと進んでいったのだった。
| 2008年5月 町角 東京 | |
| ベンチ 新宿御苑 木 |
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PHOTO DATA
No
1675
撮影年月
2008年2月
投稿日
2008年05月17日
更新日
2023年12月12日
撮影場所
新宿御苑 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM
