影は壁に落ちていた

葉の影
愛知の常滑で撮影
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この辺りの家々は木造のものばかりだった。そして木の壁には葉っぱの影がはっきりと落ちている。日差しの強い日だった。この辺りでは粘土が豊富に取れるので、古くから窯業が盛んだった。ここで造られた常滑焼は、広く太平洋沿岸の各地で用いられたようだ。でも、近年では窯元の閉鎖が相次いでいる。窯業という産業自体が斜陽産業だから仕方がないのかもしれない。

壁の上でゆらゆらと揺れている葉の影が、失われていくかつての繁栄を懐かしがっているような気がしてならなかった。

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ENGLISH
2005年8月 愛知 町角
常滑

PHOTO DATA

No

160

撮影年月

2005年8月

投稿日

2005年08月29日

更新日

2023年12月12日

撮影場所

常滑 / 愛知

ジャンル

ストリート・フォトグラフィー

カメラ

CANON EOS 1V

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