lotus

This photo of my photoblog was taken in Okayama. 写真ブログの写真は岡山で撮影。

レンズ付きフィルム(「使い捨てカメラ」、「使いきりカメラ」)は、フィルム交換をしない事を前提とした軽便なカメラである。フィルムを簡素な筐体のカメラにあらかじめ装填された状態で販売され、撮影終了後は分解することなく現像所に現像を委託するシステムである。筐体は組立式で、使用後は現像所経由でメーカーに回収され、分解してリユース/リサイクルされている。ユーザーには現像後、ネガフィルム(およびプリントされた写真)だけが返却されるようになっている。発売当初や一般的には、「使い捨てカメラ」と呼ばれていたが、カメラとしてではなく、あくまでレンズのついたフィルムとして販売していること(「カメラ」とした場合、現像後に客から返却を求められる可能性があるため)、また使用済み筐体の再生利用が図られている事情から、メーカー側では「レンズ付きフィルム」と呼んでいる。時折インスタントカメラと呼ばれることがあるが、これは「インスタント」を「即席」ではなく「簡易」と誤った解釈をしたことによる誤用である。本来はポラロイドカメラや富士フイルムの「フォトラマ」、「チェキ」等その場で紙焼写真が出来上がるカメラ方式のことを指す。カメラとしてはごく単純な固定焦点式がほとんどで、シャッタースピードも固定されている。露出調整は高感度でラティチュードの広いネガフィルムに頼り、絞りもあらかじめ絞られて(F11~16程度)パンフォーカスによりピント調節を省略している。簡素な機構ではあるが、大衆ユーザーのスナップ写真程度の撮影であれば必要十分な画質を得られるように設計されている。

白黒フィルムはプロフェッショナル向けのみ。赤外白黒フィルム、カラー現像(C-41)処理タイプも提供している。2002年よりモノクロフィルム(T400CN・現:BW400CNを除く)を製造する新工場への移行(400TMAXは1995年より新工場に移行)や物理特性(静電気の低減や埃の付着)の改善(HIE・TPは従来のまま)により大部分のフィルムで現像時間の変更が行われ、これに合わせて新旧の判別をしやすくするため、全てのモノクロフィルムのパッケージ(外箱やパトローネ)と名称変更が行われた。同社の「トライX」(TRI-X・現:400TX)は、ISO感度が100のフィルムが主流の時代から50年以上の歴史を誇る国際的に知名度の高いモノクロフィルムで、報道分野や夜間、舞台撮影、星野写真などで多用されてきた。高感度フィルムの代名詞でもあったが、2002年以降正式の商品名ではなくなった。元々トライXとは(XXX)という意味で、発売当初はISO200であったが、当時のISO100のダブルX(XX)に対してXをひとつ増やし高感度を強調したネーミングである。過去において同社のモノクロフィルムは、微粒子のパナトミックXを始め、ポートレート向きのオルソフィルムであったヴェリクローム、さらにレギュラー特性のコマーシャルなど、数多くの個性的なものが存在していた。

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